2024.10.02 / 最終更新日:2024.10.02
「早くしないと置いていくよ!」「ちゃんとしないならおやつあげないよ!」
子育てで忙しい毎日の中で感情的になり、こんな風に子どもに『脅し言葉』をかけてしまうことありませんか?
言っちゃいけないと分かっているのに、全く言うことを聞いてくれない我が子につい言っちゃう・・・
そして言ったあとには後悔してしまう。
私もしょっちゅうです。
親も子どももストレスになってしまう脅し言葉。
しかしちょっとしたコツを掴むことで、脅し言葉はポジティブな声掛けに変換できるんです。
今回はつい言ってしまう脅し言葉を、ポジティブな言葉に言い換えるコツをお伝えします。
脅し言葉がでそうになったらグッと我慢して、頭の中で変換するように意識してみてくださいね。
・早くしないと置いていくよ!→みんなで一緒に行きたいから、急いで準備しよう!
出掛ける時、遊んでばかりで動いてくれない子どもについ言っちゃう言葉。
置いていかれるという恐怖から、子どもは動いてくれやすいですが恐怖を与えたいわけではないんですよね。
こう言い換えることで置いていかれるという恐怖ではなく、一緒に行くことを楽しみに感じられるようになります。
・◯◯しないと、△△しないよ!→◯◯が終わったら、△△を一緒に楽しもう!
例えば「片付けないとおやつあげないよ!」を、「片付けが終わったらおやつを食べよう!」や「おやつが食べられるように片付けしよう!」という風に言い換えてみましょう。
言いたいことは同じなのに、言い換えた方があとの楽しみが大きく見えませんか?
・もう知らない!→お願いを聞いてくれないと悲しいな
あまりに言うことを聞いてくれないと「もう知らない!」と突き放すような言葉を言ってしまうこともありますよね。
しかしこれも恐怖を与えるだけなので、なぜそんな風に思うのかを話してみましょう。
「ママは悲しい」「こうしてくれたら助かる」というように、説明すると伝わりますよ。
・パパに言うよ!→パパをびっくりさせよう、喜ばせよう!
いつもは優しいパパでも、怒るとママより怖いと理解している子どもほど効くので最後の手段で使っちゃうんですよね。
でもこれって、パパを怖い人・悪者にしてしまっているので、本来は良くない言葉。
「これをやってパパをびっくりさせようか!」「これをやってパパを喜ばせよう!」という言い方なら、怖さからではなくワクワクして動いてくれますよ。
・そんな風にするなら捨てるよ!→おもちゃの使い方を考えて、一緒にルールを決めよう!
おもちゃを乱暴に扱っている時につい「捨てるよ!」と言ってしまいませんか?
簡単で強い言葉なので使いやすいですが、その使い方が悪いことだと分かっていないだけなのかも。
一呼吸置いて、一緒に使い方とルールを考えることを提案してみましょう。
・片付けないと怒るよ!→お片付けとお手伝いどっちがいい?
お片付けもお手伝いも同じように聞こえますが、選択肢を与えて子ども自身に選んでもらうのは効果的です。
選択肢を示すことで自立心も育ち、自分で選んだという自信や責任感も芽生えます。
さらにどちらも結果的に親が望む行動なので、親のストレスも軽減されますよ。
いくつか脅し言葉からポジテイブな言葉への変換例を挙げましたが、全てにおいて当てはまるわけではありませんよね。
どんな言葉に言い替えたらいいのか悩んだら、こんな言葉を選んでみてください。
一言「ダメ!」と否定で済ますのではなく、こうすればもっと楽しくなるということを強調しましょう。
否定されると逆に反抗心が芽生えるのは、大人も子どもも同じ。
「こうすれば楽しいことがある」と思ってもらえる言葉を選んでみましょう。
脅し言葉の中でも上位になるくらい言っちゃうのが「早くしなさい!」ではないでしょうか。
片付けてほしい、出掛ける準備をしてほしい・・・そんな時に言いがちな言葉ですね。
一言で済ませたいのをグッと我慢して「一緒にやったら早く終わるよ」と一緒にやるということを伝えてみましょう。
子どもにも親にもストレスのない選択肢を出してみましょう。
どちらか選ばなければいけないので決断する力が身につき、さらに自分にとっていい方を選ぶので、問題解決力もアップ!
自分で選んだことをやることで「親に言われたことをやらされている」というストレスも軽減します。
言っちゃいけないと分かっていても、簡単で効果もある『脅し言葉』をつい使っちゃう。
そして言ったあとには後悔してしまう。
脅し言葉はママにも子どもにもストレスを与えてしまう言葉です。
口から出そうになったらグッと我慢して、ポジティブな言葉に変換してみましょう。
もし脅し言葉を言ってしまっても、そのあとにポジティブな言い方で伝えれば大丈夫。
意識し続けることで、ポジティブな言葉が身についていきますよ。
子どもと一緒にママも成長していきましょう!