2024.03.27 / 最終更新日:2024.03.27
可愛い我が子にやってくるイヤイヤ期。
個人差はありますが、だいたい0歳(生後半年頃)から1歳までに始まり、2歳にピークを迎えて3歳頃まで続くと言われています。
成長は嬉しいものの、反抗的な態度にどう対処したらいいのかわからず親までイライラしてしまうことも。
イヤイヤ期は子どもだけでなく、親にもストレスをもたらす時期です。
「成長の過程だから仕方ない」
「私たち大人は我慢しなくちゃ」
そう思って我慢しちゃうパパやママも多いかもしれませんね。
でも親だって人間です。
イライラしてストレスが溜まることもあります。
「子どもにイライラするのは悪いこと」とストレスを放置しては絶対にダメ!
子どもに合ったイヤイヤ期の対処法と、自分に合ったストレス解消のコツを見つけていきましょう!
0歳(生後半年頃)から1歳までの特徴
⚫︎ 探索欲が高まる期間
⚫︎ 感情の表現が増える
0歳(生後半年頃)から1歳までの時期は、周囲の環境を探検し新しいことを学ぼうとする時期です。
この時期には食事や睡眠の時間に反抗的になることがあります。
ご飯が食べたい、食べたくない・寝返りがうまくできないなど、自分の欲求が満たされない時に起きることが多くなります。
離乳食を吐き出してしまったり、寝ていたのに急に泣き出したりすることがそうですね。
まだ言葉を話すことができないため、感情を表現する唯一の手段は泣くこと。
泣くことで自己主張を行いますが、この時期のイヤイヤは欲求が満たされれば落ち着くことが多いんです。
冷静でリラックスした態度や言葉で接し、赤ちゃんの感情に寄り添ってあげてくださいね。
また、赤ちゃんは予測可能な日常を好みます。
食事や睡眠、遊びの時間を一定に保つことで、赤ちゃんの安定感を促すのもいいですね。
1歳から2歳までの特徴
⚫︎ 自立心の芽生え
⚫︎ 意思の衝突
1歳から2歳までの時期は、赤ちゃんから幼児への成長期。
自分でなんでもやりたがる傾向が現れます。
「自分で食べる!」「服を選びたい!」「自分で持つ!」といった行動が多く見られる時期ですね。
やりたくないことをやらされたと思ったり、自分の思い通りに行かないと感じると癇癪を起こしてしまいます。
なにを言っても「いや!」しか言わなくなることもあるでしょう。
これがイヤイヤ期の典型的な特徴です。
そんな時の対処法として、まず選択肢を与えてみるといいでしょう。
例えば、服やおもちゃを選ばせるなど、選択肢を与えることで彼らの自立心を促しましょう。
「急いでるのに!」ってなる場面もあるでしょうが、少し余裕を持ってみて。
時間的にどうしても難しい場合や、全部に「いや!」で返される場合は、他のものに意識を向けさせるのも有効です。
絶対にこれじゃなきゃ嫌!という強い意志はそこまで多くないので、こだわっていることから意識を逸らすというのも一つの方法ですよ。
また、言葉の理解が進めば、言葉で説明することが有効になることも。
これは「これをしないなら、もうそれはしないよ」など、なぜこれが必要なのかを説明する方法。
意外と言葉で説明することが有効な場合もあるんです。
断乳や予防接種など、予測が立てられるいやなことは、前々から伝えるようにしてあげてくださいね。
2歳から3歳までの特徴
⚫︎ 言葉の発達とコミュニケーション
⚫︎ 個性の確立
2歳から3歳までの時期は、言葉が増え意思疎通がしやすくなります。
ただし、まだまだコミュニケーション能力が未熟なためストレスを感じやすい時期です。
言葉が増えてきていても言いたいことがうまく伝えられず、泣いたり手が出てしまうということもあるでしょう。
また、個性が確立されてくると好きなことには興味を示し、そうではないことには拒否反応を示すようになってきます。
子どもが言いたいことを理解してあげることで「自分のことをわかってくれる」と思えるようになります。
親子の信頼関係を築くためにも、子どもの気持ちを尊重し理解してあげることが重要です。
この時期に注意が必要なのが、子どもとの考え方のすれ違いです。
大人が「3歳ならこのくらいできるよね?」と思っていることでも、子どもからしたら「できるけど、甘えたい」「まだできない、したくない」と思っていることも。
大人だって今日はそれをやりたくないと思うこともありますよね?
子どもはそれをうまく伝えられないので、なんでできないのか・したくないのかを聞き出してあげることが大事です。
なんでもかんでも受け入れるというわけではありません。
まずは一旦子どもの考えを聞いて受け入れて、その上でダメなことはダメと伝えていくようにしましょう。
⚫︎ 休息と感情の解放
⚫︎ サポートを求める
⚫︎ 瞑想や深呼吸でリラックス
⚫︎ 動画やテレビを見る
⚫︎ 専門家への相談とアドバイスの受け入れ
親がイライラやストレスを感じたり、耐えきれなくなったりすることはよくあることです。
「子どもにイライラするなんて」と落ち込まないで大丈夫!
自分に合ったストレスを解消のコツを見つけて、うまくイヤイヤ期を乗り切りましょう。
そんなことは分かってるけどできない!ってなりそうですが、少し工夫するだけで休息の時間は作れるかもしれませんよ。
子どもが寝ている時間、静かにしている時間、誰かに見てもらえる時間があれば最高ですね。
そんな時間が少し取れたら、なにもせずに休みましょう。
スマホも見ない、テレビも見ない。
頭と体を少し休めてあげてください。
誰かに子どもを見てもらえるなら、自分だけの時間がたくさん作れます。
溜まった家事をやりたいのはわかりますが、自分のために少し時間を作ってみませんか?
感情を解放するのってとっても大事。
誰かに愚痴を聞いてもらう、運動をする、日記を書く、叫ぶ。
私はストレスが溜まったら叫びます。
家で叫んでたら変な人なので、私の場合はカラオケへ。
大きな声を出すってめちゃくちゃストレス発散になりますよ。
1人で抱え込まず、家族や友人などにサポートを求めることも重要です。
共感してもらえるだけでなく、子育てのアドバイスや経験を共有できることでモヤモヤが晴れるかも。
そういったサポートを求めることができない場合は、SNSで情報を集めてみるのもおすすめ。
自分と同じ悩みを発信している人や、同じ歳の子どもがいる人の発信の中にアドバイスがたくさんあります。
同じ悩みを解決している人の発信が参考になることもありますよ。
ただしのめり込みすぎは禁物。
SNSはあくまで情報源であり、あなたのことを知っている人がアドバイスしてくれているわけではありません。
「そういう対処法もあるんだ」くらいの気持ちで見るようにしてくださいね。
1人の時間が作れたら、瞑想や呼吸法を行うことで心を落ち着かせてみましょう。
ストレスが溜まると呼吸が浅くなり、体の酸素が不足すると考えがまとまらずまたイライラ・・・
こういった悪循環が生まれてしまうと言われています。
動画サイトで検索すると、リラクゼーション音楽がたくさん出てきます。
呼吸の仕方を促してくれたり、瞑想の仕方を教えてくれたりするものもありますよ。
また、子育てでのイライラは睡眠不足が原因のことも。
リラックスできる音楽を聴きながら、短時間でも眠ってみてください。
頭がすっきりすれば、イライラが落ち着くかもしれませんよ。
動画やテレビで現実逃避をするのも、ストレス発散には大事なこと!
普段子ども向けの動画やテレビばかり見ているという方は、子どもとは関係のない動画やテレビに変えてみましょう。
いつか行きたいと思っている場所の動画を見たり、趣味の動画を見るのもいいですね。
恋愛もののドラマを見たり、現実じゃ絶対あり得ないというような内容の映画を見たり。
現実とかけ離れているものの方が、現実逃避しやすいのでストレス発散がしやすいですよ。
疲れたら心理カウンセラーや子育て支援センターなどの専門家に相談することも良い方法です。
市や区には子育てに関する相談窓口があるので、自治体のホームページを確認してみてください。
また、助産師さんに相談できる窓口もあります。
助産師さんと聞くと出産のときだけのイメージがありますが、実は子育てや女性の悩みを聞いてくれる相談事業を行っているんですよ。
専門家からのアドバイスやサポートを受けることで、ストレスを軽減できる場合もあるので1人で悩まず利用してみてください。
イヤイヤ期は子どもだけじゃなく、親もストレスを感じる時期。
なんでもかんでも「いや!」と言われ、泣かれ、手を出され・・・
どんなに可愛い我が子に対しても、毎日こんな状態じゃ大人だって癇癪を起こしてしまいます。
「イライラしちゃいけない」「今だけだから」とストレスのためすぎは禁物!
うまくストレスを発散することは、子どもへの適切な対応にも繋がります。
親がイライラやストレスを感じた時には、自分の感情を大切にして適切な対処方法を見つけることが重要です。
自分自身をリセットすることで、より冷静で理解のある対応ができるようになりますよ。
イヤイヤ期はいつかは必ず終わるもの!
子どもに合った対処法と自分に合ったストレス発散方法を見つけて、一緒にイヤイヤ期を乗り越えましょう!