コラム

子どもの成長がうれしいのに、ちょっとさみしい。そんな気持ちも大切に

2025.11.17 / 最終更新日:2025.11.17

子どもの成長って、本当にうれしいですよね。
できることが1つずつ増えていく姿に「すごいね!」と笑顔になれるし、昨日より頼もしく見えたりして。

 

でもその一方で、なぜか少しさみしくなることありませんか?

「いつの間にか抱っこって言わなくなったな」
「園で“ママ行ってらっしゃい”って笑顔でバイバイされちゃった」

そんな瞬間、うれしさと一緒に胸がきゅっとなるあの感じ。
その気持ち、まったく変じゃありません。

むしろ“ママだからこそ”生まれる、とても自然で優しい感情なんです。

 

この記事では、そんな「うれしいのにさみしい」という、複雑だけど温かい気持ちをそっとほどくように、“気持ちが軽くなるヒント”をまとめてみました。

読み終わるころ、あなたの心がほんの少しでもやわらかくなっていますように。

 

「うれしい」と「さみしい」が同時に来るのは自然なこと

子どもが成長する瞬間って、とっても眩しいですよね。

自分で靴を履けた日、初めてトイレを成功させた日、園で「バイバイ!」と前より大きな声で手を振ってくれた日。
嬉しくて、誇らしくて自然と笑顔が溢れてしまう。

 

でも同時に、「あれ?ちょっと前までこんなに小さかったのに…」と、胸がそっと震えることも。
この“うれしい + さみしい”の二つの気持ちは、矛盾ではなくてセットなんです。

 

だってママは毎日、誰よりも近くで子どもの「昨日と今日の違い」を見続けているから。
ずっとそばにいた分、変化に気づけて、だからこそ心が揺れるんです。

それは、あなたがちゃんと子どもを見つめてきた証。
その分だけ胸がきゅっとするんです。

 

ママだけが感じやすい“さみしさ”

毎日の変化を一番近くで見てきたから感じるもの

子どもって、あっという間に成長しますよね。
昨日できなかったことが今日できるようになっていたり、急に「自分でやる!」が増えたり。

喜びたいのに胸がきゅっとする。
ママは子どもの変化を人一倍近くで見てきた人だからこそ、嬉しさの裏側にじんわり“さみしさ”が顔を出してしまうんです。

 

「昨日まで抱っこだったのに…」そんな瞬間、あるよね

・前は毎日「だっこ〜」って来てたのに、気づいたら自分の足でトコトコ
・手をつながないと歩けなかったはずが、いつの間にかひとりでスタスタ
・園に入るとき、振り向きもせずに「いってきまーす!」

 

そのたびに、「よしよし…!」と思いながらも、心の奥でほんの少しだけ切なくなる。

その切ない気持ちを感じているのは、あなただけじゃないですよ。
多くのママが感じている、優しい“さみしさ”です。

 

気持ちを軽くする“3つの考え方”

① このさみしさは「愛情が深い証」

胸がきゅっとなるのは、ちゃんと子どもを大切に思っているからです。
毎日を丁寧に、必死に、全力で子どもと向き合ってきたからこそ湧いてくる感情。

泣きそうになるほど愛おしいって、すごいこと。
あなたの“さみしさ”は、間違いなく愛の深さです。

そう思ってみると、この“さみしさ”も少し誇らしくなりませんか?

 

② 今の姿をちょっと残しておこう

子どもの成長って、本当に一瞬。

「今日こんなこと言った」
「今日はこんな歩き方してた」

ほんのちょっと残すだけでも、“今のこの瞬間”を後からぎゅっと抱きしめることができます。

写真や動画、一言メモでもいいので小さな“記録”を残してみませんか?
きっと未来の宝物になりますよ。

 

③ 子どもの成長は「離れていく」ことじゃない

子どもにできることが増えていくと「手がかからなくなる=距離が離れる」って感じてしまうことがありますよね。

でも本当は、“歩くペースが変わるだけ”。

ママの横を歩く日もあれば、少し前を歩く日もある。
でも困ったときは必ず戻ってきて、甘えてきたり頼ってくれる瞬間も来ます。

 

成長って、距離じゃなくて「歩幅」の変化なんです。

離れていくんじゃなくて、“自分と同じ大人に近づいてきている”って思うと、少しあたたかい気持ちになりますよ。

まとめ|うれしいも、さみしいも、全部“ママの愛”

子どもの成長に少し切なくなるのは、あなたが一生懸命子どもを愛してきた証。

うれしくて、誇らしくて、でもさみしい。
その全部が、ちゃんとママとしての大切な気持ちです。

その気持ちを否定しなくていいし、「私だけ?」「こんな気持ち変かな?」なんて思わなくていいんです。

 

子どもは離れていくのではなく、「大人に近付いている=自分と近くなる」そう考えると、きっと成長がどんどん楽しく思えますよ。

今日も子どもが少し前に進んでくれたことを、そしてその姿を見て胸がきゅんとした“自分自身”のことも、そっと抱きしめてあげてくださいね。