2024.12.02 / 最終更新日:2024.12.02
2歳半から3歳頃にやってくると言われる「なぜなぜ期」。
「空はなんで青いの?」「どうして夜になるの?」など当たり前だと思っていることも、いざ聞かれると「なんでだろう?」と悩んでしまうような質問も・・・。
子どもがいろんなことに興味を持ち、知識や理解を深める大切な時期ですが、なんでもかんでも「なんで?」「どうして?」と聞かれると、疲れてしまうこともありますよね。
この記事では「なぜなぜ期」の質問に上手に答えるための基本的な方法をお伝えしていきます。
子どもが繰り返し「なぜ?」と聞いてくることに対して、どう答えると良いかのポイントを押さえて、ストレスを減らしていきましょ♪
子どもに難しい言葉で答えても伝わりません(難しい単語を使って終わらせたくなることもありますが…笑)
できるだけシンプルに、子どもがイメージしやすい形で答えましょう。
言葉を簡潔にまとめ、子どもの身近なものや事例を使って答えていくと伝わりやすいですよ。
子どもが「なぜ?」と聞いてくるのは、好奇心からです。
また、ママやパパとのやり取りを楽しんでいるという場合もあります。
質問に対して「そんなことに気づけてすごいね!」などと反応してあげるのも、自己肯定感を上げるのに有効です。
答えが難しい時やすぐには答えが分からない時は、「わからないね。でも一緒に考えてみよう!」と、子どもと一緒に考えるのもおすすめです。
一緒に調べることで、子どもと学びを共有する楽しさも生まれますよ。
聞けばなんでも分かるという癖付けをしないようにするためにも、一緒に考えていきましょう。
何度も「なぜ?」と聞いてくるときは、「どうしてそのことを知りたいの?」と聞いてみるのもいいですよ。
自分の考えを整理し、伝えるという力が身につきます。
また、子どもがどうしてそう考えたかを知ることで、より的確に答えやすくなります。
だんだん質問がめんどくさくなり、「後で」「今忙しいの」と、あしらってしまうこともありますよね。
しかし知りたいことが多すぎる時期なので、後回しにすると何が知りたかったのか子ども自身が分からなくなることも。
できるだけその場で答えるのがベストですが、本当に忙しい場合は後で必ず答えることを約束して、信頼を失わないようにしましょう。
あまりに聞かれてイライラしてくると、言いたくなる魔法の言葉・・・
しかし「大きくなったらわかるよ」や「大人になったら分かることだよ」といった答えは、子どもの知りたいという気持ちを無視して自己肯定感を下げてしまう回答なのでNGです。
これは、大人が分かりやすく伝えられないことが問題なだけ。
難しい内容でも簡単な言葉で伝えてあげるようにしましょう。
同じ質問を何度も繰り返すことは、子どもにとって成長の一環です。
それを「またその質問?」と否定的に捉えてしまうと、子どもはその質問が「良くないこと」と感じてしまいます。
同じことを何度も聞かれるとイライラすることもありますが、否定せず逆にこちらから質問するなどコミュニケーションを取るようにしてみましょう。
子どもが何を聞きたいのか先回りして、質問を遮ってしまうのはよくありません。
子どもが伝えようとしている機会を失うことになります。
何度も質問されて大変なこともありますが、質問は最後まで子どもの口から聞くようにしてあげましょう。
子どもに質問された時「そんなことも知らないの〜?」と言ってしまったことはありませんか?
大人同士の会話ならバカにするなんてことないはずなのに、子ども相手だと面白おかしく言ってしまうこともあるかもしれません。
しかし子どもからすると、真剣に質問したことをバカにされたと感じてしまう言葉です。
質問をバカにしたり、茶化したりすると傷つけてしまうので注意しましょう。
毎日何度も質問が繰り返されると、イライラしちゃいますよね。
「何度も聞かないで」「大きくなれば分かるんじゃないかな?」と、私も実際に言ってしまったことがあります。
しかし、これは子どもの成長する機会を奪ってしまう良くない言葉。
あまりに質問が続いて大変な場合は、逆に質問をしてみたり一緒に調べるようにしましょう。
ママやパパに「ちゃんと対応してもらえた」という喜びになり、自分で考えたり調べる癖も付くようになるかもしれません。
また、普段から絵本や図鑑を読んでおくのもおすすめです。
質問によっては「あの本に載ってなかったかな?」と自分で調べることを提案することができますよ。
子どもは質問することでコミュニケーションを取ろうとしています。
「やり取りを楽しもう」「調べて一緒に勉強しよう」と一緒に楽しむ気持ちでやり取りをしていきましょうね!