コラム

【ママが朝から無理な日】“手加減育児”、してみませんか?

2025.06.13 / 最終更新日:2025.06.13

朝、目が覚めた瞬間から「今日はもう無理…」って思う日、ありますよね。

 

子どもは朝から元気いっぱいなのに、自分はまったくエンジンがかからない。
ごはんの用意もしたくないし、遊びの相手をする気力もわかない。
子どもに「ちょっと静かにして…」なんて思っちゃうことも。

 

そんなとき、「ダメなママかも…」って自分を責めていませんか?

 

いえいえ、ママだって人間です。
そんな日があったって当然。

 

「今日はやる気出ないから、ゆっくり過ごそう〜!」「スマホ見ながら1日中ゴロゴロしよ〜!」それができないのがママ業。

それなら、手加減育児はどうでしょう?

 

今回は「朝から無理な日」をやり過ごすための、“手加減育児”という考え方をお届けします。

読んだあと、ちょっぴり気が楽になってもらえたら嬉しいです。

 

がんばれない朝、ママのせいじゃない

子育て中のママの朝って、戦場ですよね。
夜は全然寝てくれなくて、やっと寝たと思ったのも束の間、夜泣きで起こされる。

寝不足のまま朝を迎えて、夫の朝ごはんに子どもの朝ごはん、洗濯に自分の身支度…

 

「栄養バランスを考えた朝ごはん作らなきゃ…」
「午前中に公園へ行ってお昼寝させて夕方また公園行って…」
「外に行くなら化粧しなきゃダメ?」
「掃除もしなきゃ…」

 

そんな風に「やらなきゃ」を作って、自分にプレッシャーをかけてしんどくなっていませんか?

 

『がんばれない朝』は、自分が悪いんじゃなくて“これまでたくさんがんばってきた証拠”。
子どものことを考えて、自分を奮い立たせてがんばりすぎてきたんです。

 

「今日は無理…」「やる気が出ない…」そんな日があって当たり前。
そんな日は、自分にこう言ってあげてください。

「今日は、がんばれない日でOK!」

 

ごはんが菓子パンでも、立派な育児です

「今日はごはん作れない…」
そんな日は、冷凍うどん、シリアル、菓子パンに頼ったってOK!

 

栄養がどうとか、添加物がどうとか、朝からこんなもの食べさせて…なんて声が気になることもあるけれど。

1日3食、365日これだけを食べさせるわけじゃありませんよね。
そんな日が時々あるからって、自分を責めないでください。

 

栄養バランスを考えた食事を3食、365日作れる人はそうすればいいし、できなくたって責めなくていい。
人は人、うちはうちです。

 

『パンとヨーグルトとバナナ』でニコニコしてくれる日もあるし、気力があるときに作った冷凍おにぎりをチンするだけでも立派すぎる!

完璧じゃなくても、子どもが元気に過ごしてくれたらそれだけでもう100点。
「こんなのでいいのかな…」と思わなくて大丈夫です。

 

そして子どもって、手作りかどうかよりも『ママがそばにいて笑顔でいること』のほうがずっと嬉しかったりするんですよね。

疲れてイライラして暗い顔になる前に、少し自分を甘やかしてみてくださいね。

 

“手抜き”じゃなくて、“手加減”です

「育児をサボってしまった」と感じる日があるかもしれません。
でもそれって”手を抜いた”んじゃなくて、“手加減して自分を守った日”とも言えませんか?

 

・テレビをちょっと長めに見せた
・掃除はおやすみ
・お昼寝中に一緒にゴロゴロした
・スマホで漫画を読んだ
・お昼ご飯はパンだけにした

 

これって全部、自分を守るためにやった大事なことなんです。
「ちゃんとやらなきゃ」を1回おやすみしただけで、明日の自分がちょっと元気になります。

 

家事を放置すると「やらなかった家事は、明日の自分に返ってくるだけ…」と思ってしまうかもしれません。
仕事と違って、家事は休んだら誰かがやってくれるわけじゃない。

でも元気な時ならまとめてやるのもきっと大丈夫。
元気な日を作るために、手加減する日をつくりましょ!

 

「ママだって、疲れるときはある」
「今日はやらない勇気を持った!」
そんなふうに、自分を認めて褒める日があってもいいと思うんです。

 

まとめ:がんばらない日も、ママはちゃんとママしてる

子どもにとってママは、いつだって世界でたったひとりの特別な存在。
朝から無理な日でも、笑顔が出なくても、パンを出しただけでも、ママはママ。

 

「これでいいのかな」って悩むのは、子どものことを大事に思っている証拠です。

 

手加減した育児をしてもいいし、サボってもいいんです。

 

むしろ「今日は頑張らない!」って思えた日は、自分も守れているってことだと思います。
今まで頑張りすぎてきたからこそ、やらない勇気を持つのをためらってしまうかもしれません。
でも自分に負荷をかけすぎないで、できなかったことを責めないで。

 

自分を守る日も、立派な育児のひとつ。

元気な日を迎えるために、“手加減育児の日”を作ってみてくださいね。